◆米大リーグ ドジャース8―2ダイヤモンドバックス(26日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(27)が26日(日本時間27日)、今季のレギュラーシーズン開幕戦となる本拠地・ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回5安打2失点。95球を投げて無四死球、6奪三振と好投し、日本人投手では初の2年連続開幕白星を挙げた。

 前年のチャンピオンの証しであるゴールドユニホームを身にまとい、真っさらなマウンドに上がった由伸。初回、2番キャロルは3球で一度は見逃し三振と判定されたが、今季から導入された自動ボール・ストライク判定システム、通称「ロボット審判」によってボール判定に覆った。それでも、結局5球目で左飛に打ち取った。

 試合後、由伸は「ロボット審判」について「もちろん不利になったり有利になったりはあると思いますけど、正しいジャッジをしてもらえるというのは、すごい僕は好きだなと思います」と話した。

 4回にはWBCドミニカ共和国代表の3番ペルドモに右翼席へ先制2ランを被弾した。しかし、ド軍は5回にパヘスの3ランなどで一挙4得点して逆転に成功し、山本に勝利投手の権利が舞い込んだ。直後の6回、山本は1番からの上位打線を3者凡退に封じ、ベンチでは大谷らに好投をたたえられた。

 メジャーでは2年連続2度目の開幕投手。東京シリーズでカブス・今永と投げ合った昨季は5回3安打1失点と好投し、勝利投手になった。日本人では19年の田中将大(ヤンキース、現巨人)以来4人目の開幕白星だった。オリックス時代の22年にはチームを12年ぶりの開幕戦勝利に導いたこともある「開幕男」は、MLBの舞台でもまた新たな歴史を刻んだ。

 チームとしてはワールドシリーズ(WS)3連覇を狙う今季。

昨季のWSでMVPに輝いた背番号18は日本人初のサイ・ヤング賞を狙える位置にいる。目標にしてきた世界一の投手に向けた一年が幕を開けた。

 ◆ロボット審判とは MLBでは今季から自動ボール・ストライク判定システム(ABS)、通称「ロボット審判」が導入され、投手、捕手、打者が球審の判定に対して異議を申し立てることができる。それぞれが投球直後に頭をたたくジェスチャーをすると、機械判定の要求が可能。各チームは毎試合2度の権利を持ち、判定が覆れば回数は減らない。球場のスクリーンにもストライクゾーンと投球の通過場所が映し出され、ファンにも分かりやすい仕組みとなっている。これまではオールスター戦、オープン戦などで試験的に運用されていたが、今季はポストシーズンでも導入される。

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