スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、東京ドームでの開幕戦、巨人・阪神戦を生観戦した。今季のキーマンと強調していた両助っ人が先導した勝利をどう見たか。

冷静に分析した。

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 決して振りすぎず、ダルベックからコンタクトの意識を強く感じた。2月の宮崎キャンプから思っていたことだが、常に逆方向に打つ丁寧さがあり、強引さもない。これが本来のスタイルなんだろう。芯で捉えればサクは軽々超えるからね。ホームランどころか打率も残せるのではないか。新外国人選手は開幕してみないと活躍できるか分からないものだが、早くも「当たり」の予感はしてきたな。

 昨年までの4番・岡本がチームを去り、ダルベックにはやってもらわないと困る。ただ、未知数。今季は巨人の順位予想を初めて、阪神に次ぐ2位にした。理想よりも現実的な結論だが、この試合から希望は見えた。キャベッジも1番に入って自分のリズムで打撃ができているし、両助っ人が機能している。

ともにシーズン30発以上は打てそうな雰囲気があるね。

 2番・松本剛と3番の泉口で機動力も使える。初回のエンドランは見事で、無死一、三塁から、今度はダルベックが前に転がして事を動かした。併殺間の1点でも、状況に応じた点は評価できる。阿部監督がじっくり考えた上でのオーダーで、長打と機動力を兼ね備えた並びが功を奏した。両助っ人の研究は進むと思うが、特にダルベックは大崩れしなさそうなタイプかもしれない。(高橋 由伸)

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