◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 今月7日に阪神競馬場でイベントに出演した際、観客の方から「いつもX見てます」と声をかけられた。23年9月から始めたXの個人アカウントは、現在フォロワーが約7000人。

大手アカウントとは言えないが、時には数千の“いいね”がつき、自分でも驚く。

 開設当初は“公平”を意識し、内容に偏りがないようにしていた。しかし、当たり障りのない投稿ばかりになる。そこで、応援している競走馬の投稿を増やしたり、文章に「かわいい」など感情を乗せたりすると、意外なほど支持され、反響も大きくなった。好きなものの魅力を伝えたいなら、自分がそれをどれほど好きか、強く訴えなければならない。そう気付いてからは、親しみやすく、かつ熱を込めた投稿を心がけている。

 私が最も多くポストした馬は、24年12月に引退したG15勝馬ドウデュース。自分が大ファンだからこそ、オフの面も伝えたかった。調教を終えた直後の様子や、馬房で食事をするかわいらしい姿、鍛え上げられた筋肉のアップ映像…。その全てに、ファン心理を前面に押し出した、素直な感想を付けた。

 もちろん、記者の本業は取材と原稿の執筆。ただ、SNSを通じて自分らしさを発信できれば、記事に関心を持ってくれる読者も増えるはずだ。

「水納さんの記事だから読んでみよう」と思ってくれる人が、一人でも増えるのが理想。SNSから私を知ってくれた人に、次は「読んでよかった」と思ってもらえる記事を届けたい。(中央競馬担当・水納愛美)

 ◆水納 愛美(みずのう・まなみ)21年4月入社。同年9月から中央競馬担当。

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