◆米大リーグ ブルージェイズ―アスレチックス(28日・カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズのシュナイダー監督が28日(日本時間29日)、本拠での開幕カード(対アスレチックス)2戦目にさっそく打線を入れ替えた。前日の開幕戦でマルチ安打デビューを飾った新人・岡本和真外野手を「7番」から「4番」に。

相手先発左腕スプリングスとの対戦に、打線の上位5人を右打者で固める布陣を敷いた。

 試合前にメディア対応した指揮官は「彼のキャリアを通じて左投手に対する成績を見ると、いいマッチアップだと思う。少なくとも、2回、できれば3回左投手と対戦できる。更に、ゲレロの後に配置することで、ゲレロの存在も脅威となる。カズが4番に入るのは理にかなうと思ったし、うまくフィットすると思う。(この先)右投手相手でも、起用できるかもしれない」。将来的には右左関係なく「4番・岡本」構想も思い描いているという。

 本人に直接、伝えることはせず、この日のラインアップにしれっと名前を書き込んだという。「大げさにしたくなかったんだ。このスポット(4番)は彼にとって心地よい打順だと思うし、キャンプの早い段階では「投手によっては、打順が動くことがあるよ」とは話してある。彼には(あえて前日、知らせず)家に帰ってしっかり休んで欲しかった」と打ち明け、「打席に入れば、あとは自然とうまくいく」と全幅の信頼を寄せた。

 この日のカナダメディアからは、岡本獲得に至るプロセスについても質問が出た。

昨年ワールドシリーズ進出を果たしたチームは、新たなピースとしてどんな選手が必要か、その獲得像が明確だった。「去年、我々は自分たちの攻撃スタイルをはっきり把握できたので。彼は非常に魅力的だった。そこから、打球速度やスイング、左右投手別の成績など、あらゆるデータを集め、詳しく分析し、チームにどう活かせるかを考えた。表舞台ではない、フロントや国際スカウトらの尽力だ」とシュナイダー監督。岡本の好発進を祝福するものの、そこには、予想以上の驚きはない様子だった。

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