◆米大リーグ ブルージェイズ8x-7アスレチックス=延長11回=(28日・カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 前日の開幕戦で、岡本和真内野手がメジャー初ヒットを挙げたブルージェイズは、第2戦で新たなルーキーが初勝利を挙げた。25歳ながらルーキーのスペンサー・マイルズ投手が、延長11回にメジャー初登板。

1回を投げて無安打1奪三振1四球無失点で切り抜けた後、クレメントがサヨナラ打を放ち、勝利投手となった。

 

 試合後は前日に引き続き、2日連続のビール・シャワー・セレブレーションに沸いたブルージェイズ。岡本に続き、マイルズと新戦力が開幕2試合連続のサヨナラ勝利に大きく貢献した。「心拍数は上がっていました。同点か、リードを保てば、出番だと言われて、少し意識が飛んだかもしれません」。1死後、マンシーからメジャー初三振を奪うと、前日の岡本の初安打のように、記念球が回収され、MLBスタッフによる認定の刻印シールが貼られた。ダグアウトに戻ると、ウォーカー投手コーチは「集中を切らすな」とゲキ。2イニング目のマウンドに戻る可能性もあったが、チームはその裏サヨナラ勝ち。「スポーツ飲料を飲んで、糖質補強のためのガムを噛んで、目を閉じて祈っていました。誰かがきっと決めてくれるって。ダグアウトからラインドライブが見えて、飛び上がってフィールドに走りました」と初々しく語った。

 これもまた、メジャー・デビューの一例だ。

巨人の4番として248本塁打を放ち、日本でエリートの実績を持つ岡本とは、対照的な経歴を持つのが25歳のマイルズ。これまでプロではシングルAで14回2/3を投げただけ。腰痛、トミージョン手術と3年間に2度の手術を経験したが、アリゾナ秋季リーグで、ブルージェイズの目に止まり、ルール5ドラフトでジャイアンツから獲得して40人枠入り。開幕3日前の25日に26人の開幕ロースターに滑り込んだシンデレラ・ボーイだ。

 

 「昨日はカズ(岡本)が初ヒットでセレブレーション。きょうはスペンサー(マイルズ)。開幕して2日連続でルーキーを祝福できるなんて、最高のスタートだよ」と、殊勲のサヨナラ打を放ったクレメント。岡本に続き、きょうもまたメジャー・リーガーは誕生し、ぞれぞれのキャリアがスタートした。それもまた、入れ替わりの激しいメジャーの日常だ。

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