◆春季高校野球静岡県大会予選▽敗者復活戦 沼津商5-0星陵(29日・裾野球場ほか)
春季高校野球静岡県大会予選の敗者復活戦13試合が行われ、県大会出場の39校が出そろった。沼津商が星陵を5―0で下し、2年連続の県大会切符をつかんだ。
プロ注目捕手がバットでなく、リードで勝利に導いた。沼津商の後藤が公式戦初先発の椎田悠太(2年)と6回から登板したエース・秋津奏空(そら、3年)の完封リレーを支えた。「チームの勝利が一番。県切符が取れてまずは、うれしい」。大一番での快勝劇を喜んだ。
2投手の力を引き出した。練習試合でも1イニングしか投げていない椎田に対して、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけた。椎田は「緊張していたけど、後藤さんの笑顔でリラックスできた」と感謝。5回を2安打無失点で秋津につないだ。
敗れた前日の知徳戦で150球を投げた秋津は6回から登板。右腕は「後藤が相手打者を見ながら対応してくれた」。4回を1安打と、ほぼ完璧な内容で締めくくった。
攻撃では3打数1安打に終わったが、大久保匡人監督(44)は「リード面が後藤の一番の成長」と、教え子を評価した。4回1死満塁の打席では押し出し四球を選び3点目をもぎ取った。6回には申告敬遠で出塁すると、次打者・椎田の二塁打で一塁から生還する俊足ぶりも披露。指揮官は「仮に、打てなくても、守りや走塁。そこがダメでも声で貢献出来る、と言ってますから」と、ベンチでも大声を出して指示を送る主将に目を細めた。
県大会で対戦したい相手には全国屈指の左腕・高部陸(3年)率いる昨夏の甲子園出場校・聖隷クリストファーを挙げた。後藤は「夏の大会前に好投手と当たっておきたい」と力を込めた。プロ注目男が、4季連続県制覇を狙う王者のエースに挑戦状を投げつけた。(塩沢 武士)










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