【ロンドン(英国)29日=金川誉】

 スコットランドに1―0と勝利した日本代表は、ウェンブリースタジアムでのイングランド代表戦に向け、ロンドンでのトレーニングを開始した。グラスゴー入り目前で発症した体調不良により、スコットランド戦までの練習を回避し、試合はスタンド観戦を余儀なくされたMF佐藤龍之介(FC東京)が、この日より全体練習に合流。

1週間のブランクに、まだ万全とはいかないが、久々に仲間達とのプレーした。

 「コンディションはベストに程遠い。でも、この代表で練習できる刺激は特別。めちゃめちゃ楽しかった」と話した。隔離期間中は「まずは回復に集中した」と割り切り、この日は名波コーチとマンツーマンで負荷をかける別メニューも消化。スタッフが居残りでサポートする姿に「期待に応えたい」と責任感をにじませた。

 不在の間に、同じロス五輪世代のFW後藤啓介やFW塩貝健人がアピール。その姿に刺激を受けつつも、佐藤が見据えるのはさらに高い壁だ。

 「欧州組にとってイングランドは『日常』の相手。でも僕にとってはまだ『非日常』。そのレベルの差は痛感している。W杯に行くためには、百年構想リーグ(J1)で圧倒的な数字を残さなければならない」

 次戦の舞台は聖地ウェンブリー。

好きな選手だというイングランド代表MFフォーデンや同FWケーンと同じピッチに立つチャンスが巡ってきた。

「ただ見るだけではなく、勝ちにこだわって自分の力を全て出し切りたい。このチャンスを、何が何でも次に繋げる」。イングランド戦という最高の舞台で、自身の存在価値を証明する準備を整える。

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