◆プロボクシング ▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)8回戦 武居由樹―ワン・デカン(5月2日、東京ドーム)

 5月2日に東京ドームで開催される「NTTドコモpresents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥vs中谷潤人」のセミファイナルに出場する前WBO世界バンタム級王者・武居由樹(29)=大橋=が30日、横浜市内のホテルで会見。昨年9月14日にクリスチャン・メディナ(メキシコ)に4回TKO負けして王座陥落して以来の再起戦へ「昨年9月に負けてファンの皆さんの前で本当に情けない姿をさらしてしまい、毎日悔しい思いをしてきた。

今回は勝たなきゃ前に進めない。自分自身、崖っぷちだと思っている。もし負けるようなことがあれば取り返しがつかない。勝ちに徹していきたいと思います」と背水の陣で挑む覚悟を示した。

 現在はバンタム級でWBO4位、WBA7位、WBC10位にランクされる武居は、8か月ぶりのリングとなるWBA世界スーパーバンタム級15位・ワン・デカン(中国)と対戦する。再起戦へ向け、K―1時代に所属していた「POWER OF DREAM」で古川誠一会長とのミット打ちを行っている。「また(古川会長に)ミットを持ってもらって、良い時の自分が戻ってきたなという感覚をつかみ始めている」。古川会長からは「パワーで倒そうとしすぎている。タイミングで倒せ」と助言され、「前回(メディナ戦)は自分のパワーを過信しすぎていた」と気づいたという。大橋ジムでコンビを組む元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーとの練習とともに「今回は古川会長のミットと八重樫さんの戦略で戦っていこうと思っている」と話した。

 同じキックボクシング出身で、将来の対戦を誓い合ったWBC世界バンタム級2位・那須川天心(27)=帝拳=も世界戦敗北から再起し、4月11日にフアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=とのWBC挑戦者決定戦に臨む。武居は「お互いが復帰戦で、お互い負けたら終わりだろうと思っている。

ライバルとしては『お互い頑張ろうな』と、それぐらいの気持ちで、それ以上はないですね」と控え目ながらメッセージを送った。

 全対戦カードは以下の通り。

 ▽世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ12回戦

4団体統一王者・井上尚弥(大橋=32戦全勝27KO)vsWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(M・T=32戦全勝24KO)

 ▽スーパーバンタム級8回戦

前WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋=11勝9KO1敗)vsWBA世界スーパーバンタム級15位・ワン・デカン(中国=9勝3KO1敗)

 ▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

王者・井上拓真(大橋=21勝5KO2敗)vs同級4位・井岡一翔(志成=32勝17KO4敗1分け)

 ▽東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ10回戦

王者・田中空(大橋=5戦全勝5KO)vs元東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王者・佐々木尽(八王子中屋=20勝18KO2敗1分け)

 ▽フェザー級10回戦

阿部麗也(KG大和=28勝10KO4敗2分け)vs下町俊貴(グリーンツダ=22勝12KO1敗3分け)

 ▽東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーミドル級タイトルマッチ10回戦

王者・ユン・ドクノ(韓国=10勝8KO2敗1分け)vs東洋太平洋同級3位・森脇唯人(ワールドS=1勝1分け)

 ▽WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ10回戦

王者・富岡浩介(RE:BOOT=11勝8KO4敗)vs同級9位・田中将吾(大橋=5戦全勝3KO)

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