◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 東西トレセン担当記者が馬券的中のヒントを探る「G1トク捜リレー」。今週の大阪杯では、美浦・浅子祐貴記者が栗東滞在を続けるレーベンスティールに注目した。

 競走馬の育成などに携わって記者になったが、“これ”という走る馬の核心部分を導き出すことはできていない。ただ、G1を取るような馬は「スイッチがはっきりしている」と、関係者からよく耳にする。これは一気にトップギアに入る爆発力、もしくはパワーにつながる表現なのかもしれない。しかし、その反面でコントロールの難しさにつながると認識している。極限の争いとなるG1。その出力をしっかりと発揮できる精神面も重要になる。

 前走の中山記念で重賞5勝目を挙げたレーベンスティール(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)。その内容に田中博調教師は「あふれる前進気勢とどう付き合うか対策しながら臨んだ一戦で、今までと違った勝ち方だった」と手応えをつかんだ1勝だった。

 昨年の毎日王冠を快勝後、淀でのマイルCSはイレ込みが激しく、12着に終わった。「同じ失敗はできない」と何度も口にしていた指揮官は、落ち着いて臨めたと振り返る、しらさぎSに続く2度目の栗東滞在を選択した。移動後も順調に過ごしており、31日の様子を「落ち着いた様子で角馬場をハッキングしていました」と、栗東の理貴記者が伝えるように、ここまでは至って順調だ。

 G1は国内外3度の挑戦で8着が最高だが、G1を勝っても不思議ではない爆発力を兼ね備える。

最善を尽くす陣営によって全てがかみ合えば、頂点に立つ可能性は十分にある。(浅子 祐貴)

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