ノルディックスキー・ジャンプ男子で2月のミラノ・コルティナ五輪で3個のメダルを獲得し、ブレイクした二階堂蓮(日本ビール)が3月31日、今季の全日程を終え、欧州遠征から羽田空港に帰国した。

 今季はW杯で初勝利を挙げ、表彰台も8度立ち、個人総合は4位と躍進。

初の夢舞台でも個人ノーマルヒルで銅メダル、ラージヒルでは銀メダルを獲得し、混合団体でも日本チームをけん引くジャンプで銅メダルの立役者になった。「今季はほぼ想定内ですね。今シーズンはオリンピックまでいいシーズンだったが、そのあとにトラブルもあったりして全部はがうまくいったとは言い切れないけど、全体をみればいい経験をさせてくれたいいシーズンだったなと思います」と充実のシーズンを振り返った。

 トラブルを乗り越えた。五輪後、一時日本に帰国し、再びW杯に出場するため、日本を飛び立ったが、米国、イスラエルによるイランへの攻撃で中東情勢が悪化し、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで足止めされていた。「なるようになれって感じでした。ホテルからバスに向かう瞬間に空港が爆撃されていよいよ死ぬんだなみたいな気持ちもありました。当たり前に試合を出させてもらうことは当たり前じゃないことを実感した。いろいろな人のメッセージだったりとかっていうのも多く来たので、やっぱり周りの人の助けがあってこうやってスポーツがきでるっていうのをすごく実感しました」と感謝が口をついた。

 早くも4年後の30年五輪に目を向ける。「オリンピックで銀メダルで終わってしまった。金も取れる状況だったので、その悔しさというものを4年後に向けて気持ちを切り替えてゆっくりやっていきたいなと思う」と雪辱を誓った。

 今後はつかの間のオフを過ごす。「(昨年結婚した)妻との旅行が決まっている。それは本当に楽しみにしている」と笑顔で話した。

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