第102回箱根駅伝(1月2、3日)の5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークし、青学大の3連続9度目の優勝の立役者となった「シン・山の神」黒田朝日(22)が1日、東京・世田谷区用賀のGMOグローバルスタジアムで行われた「GMO合同入社式」に出席した。

 青学大を卒業した黒田朝日は、この日からGMOインターネットグループに所属。

引き続き、青学大を練習拠点として原晋監督(59)の指導を受けて、次のステージを目指す。

 黒田朝日は、初挑戦とった昨年2月の大阪マラソンで2時間6分5秒の日本学生新記録をマーク。2度目となった今年2月の別府大分毎日マラソンでは、箱根駅伝5区激走の影響もあり、「疲労のためコンディション不良に近い」という状態ながらも、2時間7分3秒で日本人2位の3位と踏ん張り、MGC(28年ロス五輪マラソン日本代表選考会、27年10月3日、名古屋)の出場権を獲得した。「個人としては世界を狙っていかなければなりません。ゆくゆくは表彰台、金メダルを狙える選手になりたい」と意欲的に話した。原監督は黒田朝日の次のマラソンとして来年2月の大阪を予定していることを明かしている。「僕もそのつもりです」と黒田朝日も改めて話した。

 GMOインターネットグループは今年元日の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)で念願の初優勝を果たした。優勝メンバー7人にそれぞれ優勝ボーナス1000万円が贈られたことも大きな話題となった。黒田朝日は「チームとしてはニューイヤー駅伝の連覇に貢献したい。エース区間の2区、あるいは上りのある5区を走りたい。一緒に走りたい選手は、大学の同期の塩出翔太(旭化成)、宇田川瞬矢(コモディイイダ)、佐藤有一(サンベルクス)。

サンベルクスの吉田響さんとも一緒に走ってみたいですね」と“駅伝男”としても意気込みを明かした。

 別府大分毎日マラソンを終えた後、原監督は「約2か月間『放牧』です」と説明。その間、4年間、苦楽を共にした同期生と自動車免許取得の合宿や原監督にプレゼントされたグアム卒業旅行など楽しい時間を過ごした。ちょうど1週間前の3月25日に青学大の卒業式に出席。その翌日から本格的な練習を再開した。

 「シン・山の神」は、いよいよ箱根の山よりはるかに高い山に向かって走り出した。

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