今年1月の第102回箱根駅伝で12位だった東海大は1日、チームのSNSで、両角速監督(59)が総監督に就任し、西出仁明(にしで・のりあき)ヘッドコーチ(51)が監督に昇格することを正式発表した。

 長野・佐久長聖高の監督・教員だった両角監督は11年に母校の東海大監督に就任。

19年の箱根駅伝では悲願の初優勝に導いた。佐久長聖高の監督時代には08年全国高校駅伝で優勝し、マラソン日本記録保持者の大迫傑(34)=リーニン=らを育成した。高校と大学で「2階級制覇」を果たした唯一の指導者。今後は総監督として西出新監督と選手を支える。「これまで以上に母校のために尽力します」とコメントした。

 神戸学院大出身の西出新監督は2014年に東海大のヘッドコーチに就任。東海大の指導者の13年目で現場の最高責任者となる。「目指すのは、黄金時代に築き上げた『スピードの東海』の復活です」「『スピードとスタミナの融合』を実現してまいります」などと力強い抱負を明かした。

 東海大は2019年に悲願の箱根路初制覇を果たした後、20年2位、21年5位と上位で戦ったが、22年からシード権を逃し、25年は本戦出場も逃した。今年1月の第102回大会では復活出場を果たして12位。5年連続でシード権(10位以内)を逃したが、復活への第一歩を記した。26年度以降、新体制で完全復活を目指す。

 ◆東海大 陸上部は1961年に創部。箱根駅伝は73年に初出場し、2026年まで52回出場。19年に初優勝。出雲駅伝は優勝4回(05~07、17年)、全日本大学駅伝は優勝2回(03、19年)。練習拠点は神奈川・平塚市。タスキの色は紺と白。主な陸上部OBは関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長、男子400メートル元日本記録保持者の高野進氏、08年北京五輪男子400メートルリレー銀メダルの末続慎吾氏、塚原直貴氏ら。

 ◆両角 速(もろずみ・はやし)1966年7月5日、長野・茅野市生まれ。59歳。85年、東海大三(現東海大諏訪)から東海大に進学。箱根駅伝は1年3区9位、2年3区7位、3年1区7位、4年2区9位。89年に卒業し、日産自動車、ダイエーで活躍。

95年に長野・佐久長聖高の監督・教員に転身。11年、東海大監督就任。19年に大学悲願の箱根駅伝初優勝。長男の駿さんは元ランナーで現在は東海大相模監督。次男の優さんは元球児で14年夏の甲子園に佐久長聖の投手として出場。

 ◆西出 仁明(にしで・のりあき)1974年12月29日、福井市生まれ。51歳。美方高時代、全国高校駅伝で1年5区26位、3年6区18位。93年に神戸学院大に入学し、97年に卒業。筑波大体育専門学群科目等履修生を経て、母校の美方高で監督・教員を務める。14年から東海大ヘッドコーチ。大学の准教授を兼務。

編集部おすすめ