◆第58回ダービー卿CT・G3(4月4日、中山競馬場・芝1600メートル)追い切り=4月1日、栗東トレセン

 勢いを乗せたような加速だった。4戦ぶりの重賞挑戦となるスズハローム(牡6歳、栗東・牧田和弥厩舎、父サトノダイヤモンド)は、藤懸貴志騎手を背に坂路を単走。

水分を含んだ馬場の重さを全く感じさせず、地面をしっかりとらえたフットワークで鋭伸。加速ラップを刻みつつ、ラスト2ハロンは12秒6―12秒2でまとめる優秀な内容(全体52秒5)だった。

 牧田調教師は「よく動けていましたね。しまいはやったけど、思ったより時計は出ていました」と納得の表情。前走は7番人気で約1年11か月ぶりの復活Vだったが、兆しはあった。「2走前が上がり最速で、らしさが出てきたなと思っていたんです」と振り返る。

 もともと、24年には重賞で2、3着がある実力馬だ。「今は関東への遠征も大丈夫。カイバ食いが落ちたりすることもありません」とトレーナー。長いトンネルの先に、悲願の初タイトルが見えて来た。

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