◆JERAセ・リーグ 中日―巨人(1日・バンテリンドーム)

 スポーツ報知評論家の村田真一氏が今季初登板をスローカーブを駆使するなど6回途中2失点でまとめた田中将大投手について「とても丁寧に投げていたよね」と高評価した。

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 田中将はすごく丁寧に投げていたよね。

特に変化球が低めに制球されていた。おっ? と思ったのはスローカーブ。遅い球って打たれたら悔いが残るから、放るのに勇気がいるんやけど大胆に使って、打者は面食らっていたよね。しかもそれをしっかり低めに投げていた。やっぱり初回の3点が大きかったかな。投げる本人もリードする岸田にも余裕を感じた。競っていたらどうしても慎重になっちゃう。

 マー君と言えばスプリットとスライダーなんやろうけど、この試合に関しては右打者の内角を突くツーシームが効いていた。若い頃と違って変化球が多くなっているからね。当然中日打線も変化球を狙ってくる。外のスライダー系の球やスプリットがより効果を発揮する手助けになったよね。それもコントロールがあってこそ。

ヒット6本打たれたうち5本は単打でしょ。だから2失点にまとめられた。岸田もとても上手にリードしたよね。

 昔の絶対的な球威はもうないかもしれんけど、今は経験を元にした投球術がある。スローカーブを使い始めたのも投球の幅を広げるためやからね。とにかく丁寧に。これを続ければ勝ち星は自然とついてくるんやないかな。(スポーツ報知評論家)

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