◆米大リーグ ブルージェイズ5―1ロッキーズ(31日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が31日(日本時間4月1日)、メジャー初適時打を放った。ロッキーズ戦に「4番・三塁」で出場すると、1点リードの7回1死一、二塁から左前適時打。

5戦連続安打となる一打でチームの勝利に貢献した。同日、今季初登板で勝利を挙げたドジャース・大谷の次回登板が、6~8日(日本時間7~9日)・ブルージェイズ戦の見通しで、メジャーで日米を通じて公式戦初対決となる。

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 岡本は鋭く回転し、振り抜いた。1点リードの7回1死一、二塁。フルカウントから95・1マイル(約153キロ)のシンカーに反応した。内角へ食い込む軌道に負けない。コンパクトなスイングから左前へライナーで運んだ。メジャー初の適時打。貴重な追加点をもたらし、勝利に貢献した。日本人では5人目となるデビューから5戦連続安打をマークした主砲は「毎日いろいろなことがあるので頑張りたい」とうなずいた。

 貴重な時間が心の栄養になった。試合前練習中。

巨人時代のチームメートのロッキーズ・菅野と一塁側ベンチ前で笑顔で再会した。前日30日(日本時間31日)には初対決が実現し、1打数無安打1四球。メジャー初対決から一夜明けた2人の間には、勝負の世界を超えた柔らかな時が流れた。「久々に会えましたし、こうして会えるのはうれしい。いい時間になった」。慣れない環境で戦う上で、理解者である先輩との約10分の会話は何物にも代えがたかった。「一緒に頑張っていきたい」。チームは違えど、共に高みを目指していく決意も強まった。

 5回1死満塁ではカウント1―2から低めのスライダーを見送るもストライク判定。初めて自動ボール・ストライク判定システム(ABS)でのチャレンジを行った。判定は覆らず見逃し三振だったが、「使うべき時は使いますよ」と振り返った。開幕から好スタートを切っている主砲。

「チームに貢献できるように」と意気込む男らしく勝負強い一打を追い求めていく。

     (宮内 孝太)

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