◆JERAセ・リーグ 中日5―6巨人(1日・バンテリンドーム)

 中日は巨人に競り負けて、1980年以来、46年ぶりに開幕5戦5敗を喫した。ドラフト1位の先発・中西がプロ初マウンドに立ったが、5回1/3を6安打4失点でプロ初黒星。

打線も福永の1号2ランなどで1点差まで追い上げたが、あと一歩及ばなかった。

 井上監督は中西について「初登板を差っ引いたとしても、3点はちょっと重かった。尻上がりに良くなるのは分かってたし、立ち上がりの課題をどうつぶしていくか」と指摘。またチームの現状には諦めない姿勢を強調。「もう一個、言わしてもらうと『上を向いていこうぜ』という気持ちがベンチの中では本当に、暗い感じになってないっていうところは救いなのかな」と前を向いた。

 指揮官は阪神の打撃コーチだった20年に、巨人との開幕カードで3連敗。その後も白星が続かず、12戦で2勝10敗と最悪のスタートを経験している。またヘッドコーチだった22年にも、開幕9連敗。さらに負けが込んで4月21日には3勝19敗1分けの借金16と開幕ダッシュに失敗している。

 だが、20年の阪神は最大8あった借金を7月に完済し、2位でシーズンを終了。22年も7月に借金を完済し、優勝争いにも絡むなど、3位でシーズンを終えた。当時の井上ヘッドは上位争いを繰り広げていたシーズン終盤に「面白くなってきたじゃないか。

萎縮(いしゅく)するな! 俺らの野球でいくぞ」と呼びかけ、ナインを鼓舞していた。

 現役時代から酸いも甘いも味わい、常にポジティブな声かけで苦難を乗り越えてきた井上監督。チームの先頭に立ち、15年ぶりのリーグ制覇、6年ぶりのAクラス進出に導いていくしかない。

編集部おすすめ