多くの五輪アスリートらが所属するミキハウスが2日、大阪・八尾市の本社で入社式を行い、スポーツクラブに新たに所属する競技部7選手、野球部8選手も出席した。

 創業者で81歳の木村皓一社長は、6月に退任し、会長職に就く。

2004年のアテネ五輪で野村忠宏(現ゼネマルマネジャー)が3大会連続金メダルを獲得した際には、推定5000万円のボーナスなどを贈っていた。“太っ腹社長”として、柔道や競泳のほかアーチェリー、カヌー、飛び込みなど企業の支援に恵まれない競技の選手を温かく後押ししてきた。社長として最後の新入社員を前に「新しい仲間を迎えて50回目。分かったことは1人では何もできない。関係部署の皆さんとコミュニケーションを取ることが一番大事」と呼びかけた。

 競泳で21年東京、24年パリと2大会連続で五輪に出場した池本凪沙(23)は、壇上で「(2大会とも)納得した結果は出ていません。2年後のロサンゼルス五輪を見据えて、しっかり戦えるようになりたい」とあいさつした。

 実は、池本は3月23日の日本選手権50メートル自由形でゴール板にタッチした際、左手中指を骨折。この状況での骨折は医者から「初めて」と言われるほどで、すぐに手術した。当面は練習メニューが限られるが、この日は患部に包帯を巻いて登場して「最初はびっくりしました。焦りはありましたが、キックの強化など見つめ直していきたい。ミキハウスは先輩から『すごくいい企業』と聞いていたので、入ったからにはいい結果を目指して、見ている子どもさんたちに笑顔を見せたいです」と、6月以降の日本選手権、パンパシフィック選手権、アジア大会など今後の大舞台での活躍を誓った。

 競技部に新たに所属する7選手

【競泳】

池本 凪沙(23)=中大出身=

柳本 幸之介(22)=日大=

関 海哉(26)=日大出身=

【フェンシング】

金子 優衣奈(22)=日大出身=

津森 志道(22)=法大出身=

卓球

青木 咲智(18)=四天王寺高出身=

【陸上】

和田 遼(25)=東洋大大学院出身=

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