◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)=4月2日、栗東トレセン

 明らかに狙ってきた“G1仕様”だ。ショウヘイ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父サートゥルナーリア)の調整過程を見ていると、ふと気になることがあった。

それは先週まで2週連続で川田将雅騎手が追い切りに乗っていること。友道厩舎の調教パターンとしては、1週前に騎手騎乗で負荷をかけ、当週にサラッと流す形が多い。2週連続の騎手騎乗は何か“テコ入れ”が必要だったのではないか。

 答えは逆だった。「今回は牧場からすごくいい状態で戻してもらって、2週前の段階で厩舎が大きく手を加える必要がなかったんです。しっかりとやる1週前追い切りに備え、ジョッキーに今いい状態であることを感じて欲しかった」と大江助手。早い段階で高いレベルのベースができたからこそ細心に、より完璧を求めるメニューを組めた。

 前走のアメリカJCCは違った。1週前追い切りでしっかりと負荷をかけた後、友道調教師に聞いたのは「これで上向いてくれれば」という言葉。正直、休み明け感の強い良化途上だったと思う。そこから状態を上げ、返し馬ではトレーナーが川田騎手が手応えを感じるほどの仕上がりだった。

 今回の1週前追い切り後に聞いたのは「今回はいいと思うよ。

チャンスはあると思う」。1日の最終追い切りはいつものように、走りやすいDPコースを気持ちよさそうに走らせた当週の追い切りも万全の状態を物語る。JRA・G1現役最多タイの23勝と大一番を知り尽くす厩舎の勝負仕上げ。当然、重い印が必要になる。(山本 武志)

編集部おすすめ