社会人野球・第72回JABA静岡大会▽予選リーグAブロック ヤマハ1―1日本製鉄かずさマジック(2日・浜松球場)

 予選リーグの第1戦が行われた。3年ぶり優勝を狙うヤマハは日本製鉄かずさマジックと対戦し、1―1で引き分けた。

16チームが4ブロックに分かれ、総当たりのリーグ戦で争う予選は9回で勝敗がつかない場合、大会規定により延長戦には突入せず、ドロー決着となった。

 負けないエースは健在だった。ヤマハの先発・佐藤廉(26)が、粘りの投球を見せた。昨季JABAの主要大会では、10勝負け知らずで最多勝利投手賞を受賞した左腕が初回に失点したものの、4安打11奪三振で1失点完投。109球の熱投で引き分けに持ち込んだ。

 初回だけが心残りだった。2死二塁で0―2と有利なカウントに持ち込みながら、スライダーが甘く入って相手・4番に左前適時打を浴びた。「ツーストライクからツメの甘さが出た。もっと、しっかり、腕を振って投げないといけなかった」。3回以降はほぼ危なげなかっただけに、不用意な一投を悔やんだ。

 待ち疲れた。第1試合のエイジックとTDK戦が、9回だけで両軍合わせて14点が入る大乱戦となり、心の準備を整えるのに苦心した。

「(前の試合の)9回が始まってエナジードリンクを飲んだけど、長すぎて試合前に効果がなくなってしまった」と、冗談交じりにポツリ。「ただ、そんな時でも、初回からしっかり入れるようにしたい」と、完璧を目指す大黒柱は反省を忘れなかった。

 打線は序盤に好機を作りながら、7回無死満塁から犠飛による1点だけに終わった。「佐藤(廉)はだんだんギアが上がっていった」と、申原直樹監督(46)はエースの好投をたたえた。打線については「チャンスは作れているし、次につながる」と、前を向く。決勝トーナメント進出にはAブロック1位が条件。残り2試合を全力で勝ちに行く。

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