◆第75回川崎記念・Jpn1(4月8日、川崎競馬場・ダート2100メートル)

 第75回川崎記念8日、川崎競馬場の2100メートルで行われる。川崎競馬で古馬最高峰のレースに位置づけられるJpn1。

昨年の東京大賞典を制し、NARの年度代表馬に輝いた大井のディクテオンが主役を張る。地元川崎からは、移籍初戦のダイオラオライト記念で2着のセラフィックコールが参戦。JRAからは重賞ウィナーのカゼノランナー、ホウオウルーレットもスタンバイし、熱戦が繰り広げられる。

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 地方馬代表として、世界のディクテオンがJRA馬を迎え撃つ。昨年は韓国のコリアCを制し、年末の東京大賞典を制覇とワールドワイドに活躍。充実の1年を過ごし、NARグランプリ2025年度代表馬に輝いた。

 さらなる強敵を求め、今年初戦はドバイ・ワールドCへの参戦を予定していたが、中東情勢の悪化により取り止めに。すぐに目標を川崎記念へと切り替えた。そのため、スケジュールは10日ほど後ろにスライドしても、陣営はまったく気にしていない。

 荒山勝調教師は「1週間ほど楽をさせて調整し、いい状態をキープしている。状態が良過ぎて、レースまで維持するのに、どうしようかと考えるほどだよ」と、むしろいいリフレッシュ期間になったと陣営は考えている。

 前走の東京大賞典は単勝1・4倍で断然人気のミッキーファイトを徹底マークし、道中は中団を追走。

そのまま最後の直線に入って火花が散るような大接戦になり、首差で競り落としての完勝。単勝7番人気の伏兵が、強さを見せつけた。

 年が明けて8歳になったベテラン馬に、指揮官は「重賞を2連勝したことで、馬が自信をつけている。年齢は感じさせないし、まだ進化を続けている。JRAの馬たちが例年より濃いが、昨年のリベンジができれば」。昨年はメイショウハリオに3/4馬身差の2着だった川崎記念の制覇に、荒山勝師は意欲を燃やす。

 前走とは一転、人気を背負う立場が濃厚だが、ファンの支持に応えるだけの実力はある。引き続き矢野貴とのコンビで世界のディクテオンが、ビッグレース連勝を狙う。

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