J1町田は3日、東京・町田市内で次節のFC東京戦(5日・味スタ)へ向けた調整を非公開で行った。1日のホームFC東京戦(0●3)で移籍後初のベンチ入りを果たしたDF金眠泰(キム・ミンテ)は「ただの通過点。

エリキが出場停止だから使われたと思っていますし、自分からつかみとった、勝ち取った感覚はない」と強調。「次の試合で何とか試合に出られるように」と、移籍後初出場へ向けて意気込んだ。

 2015年に当時J1の仙台へ入団して以降、10年間でJ1の6クラブを渡り歩き、J1通算226試合の出場を誇る金は、シーズン開幕直前に町田へ加入。実績十分なセンターバックに対する黒田剛監督の期待も大きく、加入後すぐに「早く使いたい」と伝えられたという。ただ、「最初の1か月は、遅れて入ってきたので、体作りや、チームになじむので精いっぱいだと思っていた。けがしちゃうのが一番もったいないので、しっかり体を作る時間をちょうだい、と言った」と直訴。流暢(りゅうちょう)な日本語で取材にも応じる32歳は、自身の経験を踏まえ、まずは町田というクラブに慣れることを優先させた。

 Jリーグの公式戦では、試合のエントリーに外国籍選手枠が設けられており、J1では1試合で5人がベンチ入りすることができる。町田は現状、FWエリキを筆頭に、197センチの大型FWテテ・イェンギ、FWナサンホ、MFネタラビ、DFドレシェビッチの5人がいずれもチームの主力を担っており、なかなか外せない状況。エリキが出場停止になっているため、今回は金にベンチ入りのチャンスが回ってきたが、今後も激しい枠の争いがあることは変わらない。

 センターバックの陣容も充実しており、なかなか出場機会をつかめていないが、「(加入してから1か月、自身の調整にあてる)自分の判断が今後、正解だったと言えるように日々やっている。他の選手にできないことを僕は持っている。

自分が出たときに、楽しみにしてもらえれば」と強調。同じく韓国出身のナサンホとも、日頃から良好な関係を築きながら「外国人枠のライバルでもある」と競争心を隠さない。

 ここまで見た町田のクラブカラーについては、「自分のプレーをしながら、組織があるなという感覚がある。セットプレーとかも大事にしているので、トレンドに乗ったサッカー」と表現した上で、「自分は美しいサッカーをできる選手の1人だと思っている。そこに自分の味を加えたらもっと上に行ける」と言葉に力を込めた。

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