サッカーJ1清水などで活躍し2025年シーズン限りで現役引退を決断した伊藤翔さん(37)が3日、横浜市内で引退会見を行った。会見の最後にはサプライズの形で、元日本代表の小野伸二さんが登場し、清水在籍時代の弟分をねぎらった。

 花束を持って現れた小野さんを見た伊藤さんも思わず表情が緩んだ。小野さんから「サプライズ、聞いてました?」と問われると、伊藤さんは「聞いたんですけど(クラブ関係者が)教えてくれなかったです」と裏側を明かした。

 小野さんは続けて、「会見を聞かせてもらったんですけど、影響を与えてもらった選手(の一人で)いちおう名前は読んでもらった。ただもう少し(話すこと)あったでしょ」とツッコミ。伊藤さんも苦笑いする場面もあった。

 現役を退く後輩には「海外から、日本に帰ってきてからもいろんなチームを渡ってたくさんの経験をしたと思います。そういった経験を次世代に伝えていってほしいと思います」とエール。さらに「ゆっくりしすぎるとぷくぷく太ってしまうので体調管理をしっかり」と変わった激励で締めくくった。

 伊藤さんは「会見の途中で伸二さんの名前を言っておいてよかったなと。これからも伸二さんの背中を見ながら頑張っていきたいと思います」とお礼。その後は抱擁をかわすなど和やかな雰囲気に包まれていた。

 伊藤さんは中京大中京高時代にイングランドの強豪アーセナルを率いていたベンゲル監督から声をかけられ、元フランス代表FWになぞらえ「和製アンリ」として注目されたストライカー。

07年に当時としては異例の高校のサッカー部から直接海外のクラブへ入団してプロキャリアをスタート。10年に清水に移籍し、横浜FM、鹿島、横浜FC、松本でプレーした。

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