◆JERAセ・リーグ 巨人8―4DeNA(4日・東京ドーム)

 まさにしびれるような一発だ。豪快な打球音に、本拠地のG党が思わず立ち上がった。

1点リードの6回1死二塁。キャベッジがバットを力強く振り抜くと、鋭い打球があっという間に右翼席で弾んだ。打球速度は180キロ。マルセリーノの154キロ直球を捉え2号2ランだ。

 バットを投げ捨て、喜びをかみ締めるようにゆっくりと歩き出した。「得点圏にランナーを置いていたので、とにかくランナーをかえすことを意識して打席に臨みました。いい球が来たので、しっかりスイングできて結果的にホームランになりました」と、さわやかに笑った。

 気迫あふれるプレーで汚名を返上した。開幕から7試合連続で「1番」を任されていたが、この日は「2番・左翼」で先発。初回の第1打席では入江の初球151キロを捉えて右中間フェンス直撃の一撃。ヘッドスライディングで二塁へ到達すると「自分自身でも打って、走ってすごい楽しかったですし、序盤にチームに勢いをつけられたのは非常によかったと思います」と声を弾ませた。

 前日3日の同カードでは先発・東に対して3三振に倒れ、守備では平凡な飛球を落球して途中交代。

「自分自身、興奮しやすい気質であるのは確かなんですけど、なるべく感情の起伏が激しくならないように抑えているつもりです」と募る悔しさを押し殺した。「野球というのは本当に難しいスポーツですし、いいときばかりではない。勝つ日もあれば負ける日もある」。前向きな気持ちと、勝利への熱い気持ちを結果につなげた。

 今カードは特別企画「ポケモンベースボールフェスタ」として開催されている。「自分自身あまり知らないんですけど、アメリカでも有名ですし、帽子とシャツにピカチュウのロゴがあしらわれていたのはよかったと思います」とキャラクターからも癒やしをもらった。「今日はいい一日になってよかったと思います」。強力な「電気技」を持つピカチュウのように、東京Dに集まったファンへ衝撃の一発を届けた。(水上 智恵)

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