昨年12月に急性左心不全のため亡くなった脚本家・内館牧子さん(享年77)のお別れの会「内館牧子の想い出を語る会」が5日、東京・千代田区の帝国ホテルでしめやかに営まれ、俳優の伊東四朗、女優の三田佳子、歌手の五木ひろしら生前親交のあった著名人、文化人約170人が参列した。

 祭壇には2019年の雑誌の対談時に撮影されたという優しく微笑む内館さんの遺影と、白、黄、オレンジの2500本の花々が飾られた。

会場には思い出の品約500点が展示され、脚本や著書のほか、執筆に使った原稿用紙と鉛筆、大好きな大相撲のグッズも置かれた。また、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)らから弔電が届いた。

 ドラマ「すぐ死ぬんだから」「老害の人」に出演した三田は悲報に接した際を振り返り、「寂しい、寂しい、本当に寂しいと思いました。ものすごく寂しかった」と告白。NHK連続テレビ小説「ひらり」で内館さんとタッグを組んだ石田ひかりは「いつも朗らかに、いつもの笑顔で『がんばんなさい。いいじゃない』って。いつも軽やかに背中を押してくださったあの声が、耳にとっても残っています」と懐かしんだ。

内館さんは秋田県生まれ東京都育ち。三菱重工の会社員の傍ら脚本家を志し、1988年、40歳の時に日本テレビのドラマ「バラ」で脚本家デビュー。ベストセラー作家ともなった。「終わった人」は舘ひろしの主演で映画化、「すぐ死ぬんだから」は三田佳子の主演でドラマ化された。大の好角家として知られ、2000年から10年間、女性初の横綱審議委員会委員を務めた。

◆主な参列者 石田ひかり、五木ひろし、伊東四朗、鍵本景子、黒鉄ヒロシ、宅麻伸、富田靖子、中村太地、舟木一夫、三田佳子、武藤敬司、渡辺いっけい(五十音順)

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