◆JERAセ・リーグ 巨人3―2DeNA(5日・東京ドーム)
巨人が大城卓三捕手(33)の代打逆転3ランでDeNAを下し、2カード連続の勝ち越しを決めた。1点を追う7回2死二、三塁で登場し右翼席上段へたたき込んだ。
白球を目で追う必要はなかった。大城はバットフリップをするままに一塁ベンチを向いて指を突き出した。ガッツポーズをしながら飛び上がり、勢いよく走り出す。打球はオレンジ色に染まった右翼スタンド上段に消えた。「今年イチの感覚でした。まだ、三振とセカンドゴロしかなかったので(笑)」。360度から浴びる大歓声をかみしめながら、ゆっくりとダイヤモンドを1周した。
今季3度目の代打でようやく結果を残した。0―1の7回2死一、三塁で7回1失点と好投していた先発・井上に代わり打席へ。
3カードを終え、まだ捕手としてのスタメン出場はない。ベンチを温めることが多く「代打は本当に難しい」と1打席勝負の難しさを痛感している。そんな状況でも捕手ならではの見方をしている。「ベンチにいてもキシ(岸田)と山ちゃん(山瀬)のリードとかも見ています。自分が代打で行ったらこのピッチャーが来そうだなとか、そういうのもイメージしながら」と試合の流れを読みながら出番を待っている。
執念のプレーが指揮官を動かしていた。4日の同戦。
12球団でも屈指の戦力を誇る捕手陣はライバルでありながらも、絆を深めながら高め合っている。春季キャンプでは岸田としばしば一緒に風呂へ。その後、岸田の部屋にマットを持参し2人でストレッチしながら、2軍宿舎の小林とビデオ通話で約30分の野球談議をするのが定番だった。この日も「キシ(岸田)が本当に食らいついてというか。執念を感じました」とライバルのプレーに奮起した。
劇的勝利で2カード連続勝ち越し。「うれしかったですし、また緊迫したゲームがあると思うので、しっかり頑張りたい」と次戦を見据えた。
◆大城卓三に聞く
―初ヒットが素晴らしい結果に。
「キャンプやオープン戦から、裏方さん、支えてくださった方々に感謝したい」
―代打の準備はどのくらいから。
「打順の巡り合わせを見ながら、ある程度自分の中で『ここあるかな』という準備しています」
―打席のイメージは。
「やっぱり積極的にいかないと。後手後手に回ると、結果が出るチャンスは少なくなる。常にそれは頭に置きながら行っています」
―打席数が少ない中で状態を保つには。
「振る量を落とさないように。裏方さんたちも手伝ってくれてるので、補っていけたらなと思います」
―マスクもかぶった。
「久しぶりでしたけど、何も不安なく行けたので。










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