西武からポスティングシステムでアストロズに入団した今井達也投手(27)が、デビュー2戦目となった4日(日本時間5日)の敵地アスレチックス戦で6回途中3安打無失点、9奪三振と好投し初勝利を挙げた。前回3月29日(同30日)の本拠エンゼルス戦で3回途中4失点と振るわなかった反省を生かし、球速を落としながら制球を重視。

さらに独特の軌道を描くスライダーなどで相手打線を翻ろうした。

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 「鴻江スポーツアカデミー」を主宰し、これまでメッツ・千賀らを指導してきた鴻江寿治氏は今井との出会いを「マグマが潜んでいると感じた」と、独特の表現で振り返った。

 「一生懸命自分を体に入れて抑えてるような感じがした。正しい使い方さえ教えれば、マグマは絶対ベクトルとしては規格外だなと」。22年オフに同氏のキャンプに初参加した当時の今井は、2ケタ勝利まで届かず、まだ不安定な状態だった。鴻江氏の元で、下半身主導のフォームへの改良などさまざまな助言を得て現在の“脱力”フォームを完成させ、翌23年から3年連続2ケタ勝利を挙げた。今現在は「何か気付いた点を一言アドバイスすれば、おそらく黙っててもいずれ気付くことを、早めに気付けるというだけの存在に僕はなった」とまで師匠に言わしめるほど成長。海をわたり、メジャーで勝利を挙げるのももはや必然だった。

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