卓球 ◇W杯 最終日(5日、中国・マカオ)

 男子シングルスで世界ランク8位の18歳・松島輝空(そら、木下グループ)は準優勝だった。日本勢初制覇を目指し、準決勝で同7位の林ユン儒(台湾)を4―3で破った。

19年大会の張本智和に続いて同日の決勝の舞台に立ち、同1位の王楚欽(中国)に挑んだが、フルゲーム(3―4)の死闘の末に屈し、あと一歩頂点に届かなかった。

 世界王者・王とは昨年10月のアジア選手権団体戦でフルゲームの末に初勝利。WTTの大会では、これまで1勝4敗だったが、今年3月のWTTチャンピオンズ重慶では4―2で倒していた。第1ゲーム(G)から接戦となり、松島は客席からのフラッシュが気になるようなしぐさもあったが、集中力を高めた。得意のサーブで9―9に追いつくと、このゲームを11―9で先取した。

 第2Gも中盤に追いつくと、ラリーで得意のバックハンドドライブをストレートに打ち抜くなど、力で押した。9―8からはチキータ(台上で球に強い回転をかけるレシーブ)を仕掛けた。両者譲らない展開となったが、16―16の場面で王が回り込んでフォアで強打を決めてきた。続いて、松島のストップを王がバックドライブを決めきった。松島は16―18で取られ、ゲームカウント1―1になった。

 1―2の第4Gでは9―9の場面でのラリーでコースを打ち分け、13―11で勝ちきった。第5Gも接戦となり、11―8で取って、ゲームカウント3―2とした。

しかし王は簡単には勝たせてくれない。第6Gを4―11で取られると、最終Gは4―5から松島は果敢にロングサービスを出したが、得点に結びつけられず。相手がチャンピオンシップポイントを握った5―10から粘って3点差まで迫ったが、最後はフォアでミドルをつかれ、力尽きた。

 全日本選手権で連覇した松島は、シンガポール・スマッシュで敗れていた同10位の張禹珍(チャン・ウジン、韓国)に逆転勝ちして8強入りすると、準々決勝では24年パリ五輪で銀メダルを獲得したT・モーレゴード(スウェーデン)にストレート勝ちして準決勝に進出。世界ツアーで6戦全敗だった相手に初勝利を挙げて、決勝に進んでいた。

 五輪、世界選手権に並ぶビッグタイトルを目指す今大会で、これまでは19年に張本智和が決勝に進んで準優勝。女子では16年に当時16歳の平野美宇が日本勢で唯一の栄冠をつかんでいた。

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