◆米大リーグ ロッキーズ4―1フィリーズ(5日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ロッキーズの菅野智之投手(36)が5日(日本時間6日)、本拠でのフィリーズ戦で今季2試合目の先発登板。6回を投げて1本塁打を含む4安打1四球1失点で今季初勝利を挙げた。

防御率は1・69。

 打者天国と言われる本拠での初登板。自軍が2本塁打などで初回に3点を先取した。2回には元巨人の6番ガルシアにフルカウントからの6球目、外角のスイーパーを右中間に運ばれた。5回にモニアクの2号ソロでさらに1点の援護を得て6回も続投。3者凡退とし、この回限りでマウンドを譲った。

 菅野との一問一答は以下の通り。

 -地元開幕戦。

 「本当に気候も投げやすくて、最高の登板になりました」

-シュワバーを打ち取って戻る時に笑顔だった。

 「すごい大きいアウトでした。試合の流れを変えかねない、あれがアウトなのか、ヒットなのか、ホームランなのかで、今日の試合の流れを大きく左右したと思うので、本当に大きなアウトでした」

 -その裏にモニアクが本塁打

 「見ていなかったのですが、非常に大きな1点だったと思います」

 -スプリットがあまり落ちていないように見えたが、他の球種で抑えた

 「それが僕の一番の強みだと思います。色々なピッチングをミックスで投げられるというのが一番の僕の強みだと思うので。

でもスプリットも後半の方はだいぶ機能してきて、かなり良かったと思います」

 -東京ドームのような打者有利な球場での経験は、ここで役に立ったか

 「そんなに意識しても仕方ないこともあるので。とにかく低めにボールを集めて、ゴロでアウトを取って、三振を狙えるところは狙うというのを心がけました」

 -高地特有の息苦しさなどは感じなかったか

 「まだ1試合なので感じたことはないです。でも変化球の独特の動きだったり、自分はそういうものも味方につけることもできるので、そういうプラスの面だけを考えて投げてます」

 -前回登板後、高低や両サイドを突く投球を課題に挙げていたが、今日はまさにその通りの投球

 「本当にその通りだと思いますし、変化球の動き方だったり、曲がりづらいなと思う時もあるし、スプリットや今年から投げているジャイロのスライダーとかはすごくいい動き方をしていて、興味深いなと思いながら投げていました。何よりも試合前のゲームプランを練るところから、ピッチングコーチやキャッチャーと意見が一致して、スムーズにゲームに入れているのが、この2試合いい結果になっていると思います」

 -立ち上がりが一番難しいと言っていた

 「立ち上がりというか、試合中も含めてですが、僕がやりたいことと、ベンチが求めていること、キャッチャーが求めていることがすごく一致しているというか。僕も言いたいことははっきり伝えますし、ピッチングコーチが『それはやめておこう』と言ったら僕もうまく引くところは引いて、押すところは押して、できている。そういうコミュニケーションがすごくうまくいっているのがいいんじゃないかと思います」

 -5回のシュワバーの打席は、うまく押し引きしてアウトを取れたのでは

 「正直、フォアボールだけは絶対に嫌だったので。あそこでホームランを打たれても仕方ないと思っていましたし、とにかくゾーンに入れて、今日一番いいボールをしっかり投げ込むというところで、スライダーを続けたんですけど」

 -2回に本塁打を打たれた後の心境は

 「打たれた後は下位打線でしたし、あそこで点を取られるような雰囲気は自分の中ではなかったです」

 -本塁打を打たれたガルシアは10年前に巨人にいた選手

 「もちろんです。去年も対戦して、今日もちょっと喋って。意識する部分もありました。彼もまた環境が変わって、今年開幕から調子が良いので、いい勝負ができたと思います」

 -低めに集めるという意識は他の球場より強くなるのか

 「あまり分からないです僕は、正直。もちろん変化球の曲がりとか、まだ1試合だけだけど、曲がってないのかな、と思ったりもしますけど、特別意識することはなかったです。それよりもゲームプランの中で、僕の球種の中でこのボールは影響を受けづらいから軸にしていこう、というのを事前に言われていましたし。

前回もそうですけど、両サイドにしっかりフォーシーム(直球)を放ることができているので、相手も的を絞りづらい状況になっているんじゃないかと思いますね」

 -移籍後初勝利、意味合い、喜びは

 「素直に嬉しいですけど、本当にまだ始まったばかりですし、長丁場の1年なので。一喜一憂せずに、しっかりまた次に向けて準備できたらなと思います」

 -フィリーズ打線に対して特に注意した点は

 「どこからでも点が取れるので。特に1、2、3番は警戒しないといけないところでしたが、しっかり下位打線を抑えるというのを大事にしてやっていました」

 -ロッキーズが導入している「ピッチ・サジェスチョン(ベンチからの配球提案)」については

 「良いと思います。出されているサインは、僕が投げたいボールをサインを出ししてくれているので。事前に試合前のミーティングで『こういうボールを投げたい』と言ってメモを取ってもらって、それを優先順位をつけて、打者によって、得意不得意があるので、並べてくれている。『なんでそんなサイン出したの?』というのはないです」

 -日本でもそのシステムがあったら良いと思うか

 「それは思わないです。やっぱりこっちの野球日本の野球は違うので。ダメージの少ないところに投げるというのがこっちの野球だと思いますし、日本はどちらかと言うとバッティングアベレージの低いところに投げる、というのが日本の野球なのかなと今のところは思っているので。そこはまだまだ先なんじゃないかなと思いますけどね」

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