スピードスケート女子で今季限りで現役を引退した高木美帆さんが6日、都内で記者会見を行った。女子最多五輪通算10個のメダル獲得、日本勢初の世界選手権オールラウンド部門優勝など数々の歴史を刻んできたレジェンド。

銅メダルを獲得した3月の世界選手権でリンクに別れを告げた。会見には髪をまとめブラウス、パンツスーツを白でそろえ、笑顔を交えて登場した。

 会見冒頭ではサプライズゲストとして同じTOKIOインカラミ所属で、スノーボード男子ハーフパイプ22年北京五輪金メダルの平野歩夢が「お久しぶりです。僕がここに来て良かったのかなっていうのは正直ある。高木さんとはオリンピックの時や、TOKIOインカラミのCMで共演させていただいた。引退を聞いたので同じ競技者として僕が理解できない色々自分との闘いもあったのかなというのは、感じている。これまで競技人生ご苦労さまでしたというのを伝えられたら」とねぎらいの声をかけた。

 まさかのゲスト登場に高木さんは「とってもビックリしていて頭が真っ白」と目を見開いた。約3年ぶりに平野と共演。花束を受け取り、「TOKIOインカラミの所属として平野選手と一緒に戦えることは誇り。私にとっても貴重なものでしたし、たくさん刺激を受けて、文字通り死ぬ気で競技に挑まれている。私もこのままではいけないと何度も思った。

感謝しているし、今日はありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 ◆高木 美帆(たかぎ・みほ)1994年5月22日、北海道・幕別町生まれ。31歳。帯広南商、日体大卒。18年世界選手権総合優勝。19年に1500メートルの世界記録樹立。20年全日本選手権で史上初の5種目V。五輪は10年バンクーバー大会に史上最年少15歳で出場。家族は両親と兄、平昌五輪2冠の姉・菜那さん。164センチ。

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