スピードスケート女子で今季限りで現役を引退した高木美帆さんが6日、都内で記者会見を行った。女子最多五輪通算10個のメダル獲得、日本勢初の世界選手権オールラウンド部門優勝など数々の歴史を刻んできたレジェンド。

銅メダルを獲得した3月の世界選手権でリンクに別れを告げた。会見には髪をまとめブラウス、パンツスーツを白でそろえ、笑顔を交えて登場した。

 2月のミラノ・コルティナ五輪では4種目に出場した。500メートル、1000メートル、団体追い抜きでは銅メダルを獲得。だが、最終種目となった1500メートルではまさかの6位にとどまった。レース後はヨハン・デビット・コーチと抱き合い、涙を流したが、こだわり続けてきた種目が五輪ラストレースとなり「オリンピックの最後で滑れて良かった」と晴れやかに話した。

 五輪前半は思うようなスケートができていない部分もあったと言う。レースを重ねるごとに状態は上がり、迷いはなくなっていった。「レースに取り組む上で、自分の中で覚悟や気持ちを固められた部分もある。スケーティングもオリンピックの前半よりは自信を持って挑めるようになっていた。(1500メートルが)最後で良かった」とにこやかに話した。

 ◆高木 美帆(たかぎ・みほ)1994年5月22日、北海道・幕別町生まれ。

31歳。帯広南商、日体大卒。18年世界選手権総合優勝。19年に1500メートルの世界記録樹立。20年全日本選手権で史上初の5種目V。五輪は10年バンクーバー大会に史上最年少15歳で出場。家族は両親と兄、平昌五輪2冠の姉・菜那さん。164センチ。

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