◆米大リーグ ロッキーズ4―1フィリーズ(5日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ロッキーズの菅野智之投手(36)が5日(日本時間6日)、本拠での初登板に臨み、強打のフィリーズ打線を相手に6回4安打1失点の好投。今季初勝利となる新天地での白星を挙げた。
若い選手やスタッフが大半を占めるロッキーズで菅野は最年長。投手コーチが菅野と同い年というほど若いチームがゆえ、実力も経験も豊富なベテラン投手に対するチームの期待は非常に高い。だからこそ「チーム一丸となって菅野をサポートする体制を整えている」とスタッフも選手たちも胸を張る。 そのサポートの一つが「食」だ。
「僕はお米があれば大丈夫です」と言う菅野は、昨年は必要であれば自身でパックご飯や味噌汁を用意していた。だが、ロッキーズのパフォーマンス栄養士を務めるサマンサ・ホーキンズさんは言う。「良いパフォーマンスには、良い食事が不可欠。だから菅野が日本のご飯を食べたいならば、それをチームが提供するのは当然です」。チームは遠征先で菅野専用の「和食」を用意しているというのだ。
「本拠地ならば自宅で食事を作って管理できますが、遠征地ではそうはいかないので、遠征中は日本の業者が調理した和食が毎日クラブハウスに届く手配をしています。菅野が望むタンパク質のおかずとご飯が基本ですが、私は和食のメニューに詳しくないので、そこは通訳の(桜井)悠人に助けてもらっています」とホーキンズさん。
次回の遠征は9日(同10日)からのパドレス戦。そのサンディエゴにも、本拠でのデーゲーム終わりの移動到着日の分も含めてしっかり「3人分(菅野、通訳、トレーナー)が届くように手配済みよ」と、ホーキンズさんは笑顔を見せた。
ホーキンズさんは1カ月前にロッキーズにやってきたばかり。それまではアメリカン・フットボール(NFL)の世界で働いていたが「少しペースを変えて専門家として成長したい、新しい世界も見てみたい」と転職を決意。野球を担当するのは初めてで「学ぶことばかり」と口にするが、とても刺激的な日々を送っているという。
チームの選手全員の栄養管理をするが、特に先発投手陣はそれぞれのニーズが異なるので個別メニューを組んでいる。試合中はいつもダグアウトにいて、菅野の登板日には彼が座る場所に、特定の軽食を用意する。「各イニングが終わって彼が戻ってくるたびに、親指を立てて合図(サムズアップ)を送り、摂取してもらうためにコミュニケーションを取っています。例えば、彼はバナナが好きなので必ず用意します。
さらに続けた。「彼に要望を聞いた時、最後に彼は『あなたの専門的な視点から、僕をもっと助けられると思うことが他に何かあれば、僕はそれらを試すよ』と言ってくれたんです。彼は既に成功を収めているベテラン投手なのに、学ぶことに対してとてもオープンで、私の専門知識を取り入れて、それがどのように自分のプレーのエネルギー源になるかトライしようとしてくれる。その姿勢に感激しました」。
長いシーズンはまだ始まったばかりで、まだ菅野も2登板しかしていない。「私は彼の“普通”が何かを学んでいる最中なので、シーズンを通して彼のプランをさらに個別化し、彼が成功できるようニーズに応えていきたいと考えています」と優しい笑みを浮かべたホーキンズさん。チームの献身的なサポートを受ける菅野の、さらなる活躍が楽しみだ。(村山 みち)










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