劇団前進座の文芸演出部座友で演出家の十島英明(としま・ひであき、本名・十嶋英明)さんが1日午前0時15分、脳腫瘍のため亡くなった。91歳だった。

劇団前進座が7日、発表した。葬儀は近親者のみで執り行った。

 十島さんは1934年7月25日、熊本・人吉市出身。57年に前進座入座。2002年からは前進座座友として座の創造活動をけん引した。

 69年に近松門左衛門作「堀川波の鼓」、71年に大垣肇作「水沢の一夜」、75年に山本周五郎原作「さぶ」、80年に新田次郎原作「怒る富士」など、歌舞伎、歴史劇、現代劇など幅広い分野の作品の演出を手がけた。最後の演出は2025年7月の山本周五郎原作「ひとごろし」だった。

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