将棋の藤井聡太名人=竜王、王位、棋聖、棋王、王将=に糸谷哲郎八段が挑戦する第84期名人戦七番勝負第1局の前夜祭が7日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で行われた。

 糸谷は順位戦A級に復帰後、1期で挑戦権を獲得。

この日は3年前のB級1組に降格した時の言葉「花は落ちてもまた咲く」を引用し、リーグ戦を「どうにかA級に戻ってきた。棋士になって20年、これまでのことを捨てて今期は戦ってきた」と回想。前期挑戦者の永瀬拓矢九段をプレーオフで下し、初の挑戦権を獲得した。「花がどこまで咲かせられるか分からないけど、こうやって落ちて戻ってこられたチャンスなので、第1局、シリーズを通して盤上に花を咲かし続けられるように頑張っていきたい」と意気込み。あと1勝で、九段昇段となる。

 糸谷は日本将棋連盟常務理事。理事がタイトル戦に出場するのは、大山康晴十五世名人が会長だった1986年以来。通算タイトル数歴代1位の99期を獲得する羽生善治九段は会長を務めた23年からの2年間では1度もタイトルに挑戦できなかった。

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