元日本テレビキャスターの真山勇一氏(82)が7日、都内でナレーションを務めたドキュメンタリー映画「残されたヘッドライン」(17日公開)の試写会と取材会を行った。

 声の仕事は数十年ぶりで、映画は初挑戦。

「人生80年ちょっと生きてきて、やったことのない仕事。名優のナレーションを聴いていて『ああいうものができたら楽しいだろうな』と思っていた仕事が巡ってきて感動した」と振り返った。

 本作は明治から昭和30年代初頭までの映像で構成。真山氏は制作段階から積極的に助言した。日テレ時代に経験したイラン・イラク戦争やカンボジア内戦、9・11同時多発テロの現地取材を振り返り「命を落としてもおかしくないという出来事だった。戦争は人の命がかかるものだと身をもって知った。忘れ去られるかもしれないものをもう一回見てもらいたい、という思いで作った」と語った。

 2日間かけたというナレーションの収録には計8時間ほどを費やし「テレビでニュースのナレーションを読んだことはあるが、こんなに長い作品のナレーションをしたのは生まれて初めて。新しいことに挑戦するというワクワク感があった。感情を入れることが難しかったが、持っている力の全力を出した」と声を弾ませた。

 日テレでは「NNNニュースプラス1」のメインキャスターをはじめ「おもいっきりテレビ」内のコーナー「情報特急便」を担当してお茶の間に知られた。同局を退職後は、東京・調布市議を経て参院議員を2期務め、現在はフリージャーナリストとして講演活動などを行う。

「自分で発信しようとは思っているんですがYouTubeもいっぱいあるので、今更割り込まないでゆったり仕事しようと思っています」と笑った。

編集部おすすめ