女優の河合優実が7日、東京・キノシネマ新宿で「LOST LAND/ロストランド」(藤元明緒監督、24日公開)の先行上映会で舞台あいさつした。

 故郷を追われたロヒンギャの幼い姉弟が家族との再会を求め、命がけで国境を越えようとする姿を描くロードムービー。

昨年のベネチア国際映画祭など海外でも注目された。河合は同作に感動し、予告編ナレーションをつとめている。

 「試写のスクリーンで見て、年に何回あるかないかというほどの衝撃を受けた。物語に引き込まれ、ここまで心を動かされる映画はそうない。私は予告編だけなんですが、『ロストランド』を広めるアンバサダーとして、そのチームの一員という気持ち」と力を込めた。

 藤元監督は1988年、大阪府生まれ。これまで主にミャンマーなどアジアを舞台に合作映画を撮ってきた若手期待の映画監督。この日、日本での上映を迎え「ベネチアの3倍、緊張しています」と苦笑い。主人公となる2人の子どもは演技経験がなかったが「僕の近くでうろうろ遊んでいた子。一目ぼれです」と運命的な出会いでキャスティング。「演じる経験はなくても子供たちに演技への興味はあった。文字でのコミュニケーションが難しいので台本がつくれず、全て口頭でやり取りした。

心の自然な動きを大事にしたかったので感情的な指示はせず、ドキュメンタリーを撮るように進めていった」と制作過程を振り返っていた。

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