◆男子テニス ▽サラソタ・オープン1回戦(7日、米フロリダ州・サラソタ)

 男子テニスで、元世界ランキング4位、現491位の錦織圭(ユニクロ)が1回戦を突破した。錦織が本拠地としている米フロリダ州にあるIMGアカデミーで行われたツアー下部のチャレンジャー大会で、同344位のニコラス・キケル(アルゼンチン)に6-3、6-2でストレート勝ち。

2回戦では同115位で第1シードで呉易昺(中国)と対戦する。

 錦織は、元78位の相手に、第1セットは自分のサービスゲームを落とすことなく43分で先取。第2セットに入っても、相手のサービスゲームを2度破るなど、一気に4ゲームを連取し波に乗った。

 フランスのレキップ紙が「錦織がサラソタ・オープンを最後に引退する」と報じたことを受け、錦織は5日、自身のSNSで「たくさんの偽情報が飛び交っている」と否定。「今週、引退することはない」と断言した。また、今後については、「この件については、近いうちに自分の口からアップデートをお伝えする」とした。

 36歳の錦織は22年の左股関節手術から左ひざ、右足首、右肩などと故障が続く。今年1月4日に行われたキャンベラ国際(オーストラリア)予選1回戦で開幕を迎えたが右肩痛で第2セット途中に棄権。予選からの出場を予定していた全豪オープン(オーストラリア・メルボルン)を欠場した。その後、3月上旬のツアー下部大会のティオンビル・オープン(フランス・ティオンビル)で復帰し、予選を2回勝ち抜いて出場した本戦の2回戦で逆転負け。翌週のツアー下部大会にも出場し1回戦負けしていた。

 昨年12月のスポーツ報知単独インタビューでは、25年を「テニス人生最大の危機」と表現。

何度も負傷とリハビリを繰り返してきたことから、8月に「頭が耐えきれなくなった」と本気で引退を考えたことを吐露。それでも現役続行を決断した理由について「自分の持っている才能を、ここで終わりにするのは、もったいないというのが僕の中に常にある。けがで終わるというのは、一番アスリートがしたくない最悪のシチュエーション。それで終わりたくない」と語っていた。

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