吉本興業所属で今春に東京所属となった、たくろう、ツートライブ、カベポスターの漫才コンビ3組が9日、新大阪駅で、同社とJR東海がコラボした上京応援企画「ファイト!エクスプレス~上京芸人と笑って出発~」ののぞみ号に乗車。上京する113人の一般人(うち4人は無料招待)とともに東京に向けて出発した。

 同駅ホームでセレモニーに臨んだ3組。昨年の「THE SECOND」王者・ツートライブのボケ・周平魂は「東京という東の大都会に“のぞみ”を求めて、大阪にも僕らの“ひかり”が届き、全国に僕たちの名前が“こだま”するように」とウマいこと言うと、ツッコミ・たかのりは「メモれ~!」とツートライブならぬ、ツービート(ビートきよし)のように報道陣に求めた。

 それほどに、大阪の漫才師も東京に進出するとフォームを崩してしまうのか。たかのりは「東京に行っても、大阪で培った技術を披露するだけです」と否定したが、昨年の「M―1グランプリ」王者・たくろうは様子が違うようだ。

 きむらバンドは「僕らはフォームが変わるかも知れない。僕は“かかり癖”があって。初めての生放送でも気づいたら「ボンボンボン」って(脈絡なくボイスパーカッションを)連呼して。赤木(裕)は生放送(TBS系『オールスター感謝祭』)で今田(耕司)さんに振られて、今田さんを無視」。平場の対応力が課題のようだ。

 カベポスターの浜田順平は「古くなった洗顔フォームを別のものに変えたいと思います」。永見大吾は「東京でも包丁使うときは左手は猫の手で」とボケ倒して、ともに「そのフォームちゃうねん!」とMCのコウノ・オブ・ザ・イヤー(アイラブ地球)にツッコまれていた。

 妻子のあるツートライブは東京で単身赴任。

周平魂は「僕は今(大阪の家賃が)10万5000円です。それを残したまま向こうは13万5000円で合計24万円です」と、あけすけに打ち明けて、たかのりに「言わんでええねん!」とたしなめられていた。たくろうは「完全に東京のみです。家賃は4倍」(きむら)。赤木も「大阪の家を(物理的に)東京に持っていくっていうプランもありましたけど」と家賃5倍の物件に引っ越しを済ませた“M―1ドリーム”を明かした。カベポスター・浜田も「10万円が17万円。1・7倍くらい。家賃が家賃賃になりました」と、うっすら下ネタを放り込んだが、JR東海の関係者はニコリともしていなかった。

 「ファイト!エクスプレス」は1989年から91年まで、「シンデレラ・エクスプレス」(87年、92年)「クリスマス・エクスプレス」(89~92年)などとともにJR東海が展開していたキャンペーンのひとつで、このたび吉本興業とのコラボで35年ぶりに復活。東京で新生活をスタートさせる人々に「笑って出発」を旗印に東海道新幹線を利用してもらおうという企画になっている。

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