2024年にステージ3Aの特殊型乳がん「浸潤(しんじゅん)性小葉がん」と診断され、右胸の全摘手術を受けたタレントの梅宮アンナが9日、都内で行われたアストラゼネカ株式会社と株式会社ファミワンが共催した婦人科がん啓発セミナーにゲスト出演。がん公表後に決まっていた仕事がキャンセルされたことを明かした。

 「悔しかったです。できるのにって」。梅宮は手に持っていたマイクを握りしめて、感情を込めて話した。24年8月、インスタグラムでステージ3Aの乳がんを公表した直後を振り返り「もともと決まっていたお料理番組から真っ先にお断りされました。何も聞いてくれなかった。体の状態も入院なのか、そうじゃないかとかも。『元気になられたらお願いします』って」。続けて「やはり傷つくんですね。区別されていいのかな、世の中って冷たいのかなって思ったこともありました。今の時代は治療をしながらお仕事ができることを自分で証明しようと思いました」と、複雑な思いを抱いたことを明かした。

 もともと、がんの公表はマネジャーや医師からも止められていたが、「私の考えとしては隠すことではない。そもそも隠せない。

抗がん剤治療で、髪の毛もなくなってしまうので。時代を考えると、キチッと公表して、どういう治療をするのか話す方がいいと思った」と決断した。現在はがん闘病中の人からSNSを通してメッセージが届くことも多いといい「よく聞く悩みは、がんは言えないということ。言ってしまうと、部署が変わったり、会社来なくていいとなってしまう」と問題提起した。

 セミナー後の囲み取材では、「断られた料理番組は忘れません」と明るく笑い飛ばした。公表によってキャンセルになったのは、料理番組への出演のみ。健康や体形が求められるアンバサダーの仕事は契約更新に至らなかったことも明かした。今後はがん闘病の経験を生かした仕事をしたいと語り、「水面下で動いています。本を出したり、グルテンフリーのお菓子を作ったり…」と多方面での活動を予告した。

編集部おすすめ