将棋の藤井聡太名人=竜王、王位、棋聖、棋王、王将=に糸谷哲郎八段が挑戦する名人戦七番勝負第1局が9日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で指し継がれ、後手の藤井が136手で勝利した。4連覇に向けて白星スタートを切った。

 タイトル戦では初手合いとなる糸谷が「新しい将棋」を予告した通り、5手目で前例のない手が飛び出し、藤井が序盤から考慮時間をかけることになった。以降も互いに持ち時間を使う展開となり、初日は38手で終了。かなりのスローペースとなったが「一応こちらの方が安定しているので、少し主張がある」と分析した。

 形勢は常に藤井が優勢。終盤まで攻め続ける展開だったが「少し弱いのかなと思っていたけど、具体的には手が分からなくて」と苦戦しながらも勝利。1局を通して「一手一手の組み方が問われる将棋で、少し苦しい場面もあって難しさを感じた」と振り返った。

 藤井は2026年度最初のタイトル戦で白星発進。「良いスタートが切れたと思う」とうなずいた。第2局は25、26日に青森市「ホテル青森」で行われる。

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