落語家の桂文枝が10日、大阪・千日前のなんばグランド花月で、83歳の誕生日にあたる7月16日に同地で開催する「桂文枝独演会~落語家60年目のハレ舞台~」をPR。「三枝」や「文枝」の名を継いでほしい弟子や一門の噺家(はなしか)がいることを明かした。

 還暦の頃、18歳上の桂米朝さんから「落語家としてはこれからや。頑張りや」とゲキを飛ばされた。妻の猛反対を振り切って2012年、69歳の誕生日に「桂文枝」の大名跡を継いだが「今でも『三枝さん』と呼ばれることも多いですし、サインでも『三枝』と書きかけて『桂…』と書いてから『…文枝』とごまかしたり」と45年の苦楽をともにした高座名に愛着を持っている。

 そこで記者から「三枝の名を継いでほしいお弟子さんはいますか」という問いが出て、文枝は即答した。

 「三枝という名前を是非継いでほしいなと思うのは、何人かいるんですけども。どういうタイミングがいいのか。やっぱり何か賞を獲ってもらうとか。まだまだ頑張ってもらわないと」

 弟子は数多く、桂枝三郎、桂慶枝や「世界のナベアツ」こと桂三度、桂三実ら多士済々。いずれ「繁昌亭大賞」などのビッグタイトルを得た際には襲名もあり得るとした。

 さらに「文枝の名前も『やっぱりこの人に』と、どこかで伝えておきたい」と一門を見据えて、大名跡の七代目にふさわしい者を見定めるとした。

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