◆プロボクシング▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦12回戦 〇同級2位・那須川天心(9回終了TKO)同級1位・フアンフランシスコ・エストラダ●(11日、東京・両国国技館)

 WBC世界バンタム級2位の那須川天心(27)=帝拳=が再起戦で勝利した。昨年11月24日にWBC同級王座決定戦で井上拓真(30)=大橋=に判定負けして以来5か月ぶりの一戦で、元世界2階級制覇王者で同級1位のフアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=に9回終了TKO勝ち。

WBC王者への挑戦権を手にした。かねて拓真との再戦希望を口にし、リング上のインタビューでも「リベンジの切符をつかんだので、必ずリベンジして、みんなに応援してよかったなと思える選手に絶対になります」と約束した。

 バンタム級戦線には日本選手がひしめく。WBC王者・井上拓真は、5月2日に東京ドームで井岡一翔との初防衛戦に臨む。天心は、次戦でこの勝者に挑戦する可能性が濃厚だ。さらには、2月に英国で行われたWBC挑戦者決定戦に勝利した同級3位アンドリュー・ケイン(英国)も挑戦者として控えている。

 WBA正規王者・堤聖也はこの日、来場し生観戦。昨年12月のノニト・ドネア戦で鼻骨を骨折した影響で、WBAから義務づけられていた休養王者アントニオ・バルガスとの対戦が見送りとなった。堤は復帰戦を「9月ぐらいに」と話している。WBA1位には、増田陸がランクされている。3月のWBA挑戦者決定戦でドネアに8回TKO勝ちし、挑戦権を得た。7月か9月に予定される次戦で、王座挑戦が実現する可能性もある。

 昨年9月に武居由樹(29)=大橋=から王座を奪取したWBO王者クリスチャン・メディナは、2月に初防衛に成功した。天心のスパーリングパートナーも務めるなど、日本にもおなじみの選手だ。

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