プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」のLEONAが11日、藤波のデビュー55周年記念イヤー第一弾大会「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」(22日、後楽園ホール)で対戦する「H.O.T」高橋裕二郎へのリベンジを激白した。

 藤波とLEONAは、新日本プロレスの3・6大田区での「旗揚げ記念日」で「H.O.T」と10人タッグで激突。

ウルフアロンと初タッグを結成した試合だったがLEONAが裕二郎に敗れ、藤波もSHOと成田から罵倒された。この屈辱から藤波は「ドラディション」のリングで成田との一騎打ちを決断。息子のLEONAも裕二郎への報復に立ち上がった。

 大会まで残り40日。スポーツ報知の取材に応じたLEONAは、新日本プロレス3・6大田区「旗揚げ記念日」で味わった屈辱を明かした。

 「旗揚げ記念日。藤波辰爾と一緒に新日本のリングに上がる中で、相当、かなり気持ちを作っていったし、特別な気持ちで挑んでいた中で最後、H.O.Tの無法ファイトに飲まれた…リングで飲まれたのがめちゃくちゃ悔しかった。あの日の借りをドラディションのリングで返すのが僕の中での最優先です」

 「H.O.T」の無法ファイトに飲まれた悔しさをさらに表した。

 「スタイルだったり考えがぶつかるのがリング。相手にしてやられた…父も成田蓮とのマッチアップでそこが引っかかった部分だったと思います。だからこそ、今回、ドラディションのマットで藤波親子であの日の「H.O.T」への借りを返す」

 今回、タッグではなく親子で一騎打ちを決断した理由はどこにあったのか?

 「プロレスラーである以上、逃げ場のないシングルマッチこそ究極だと思う。逃げ場のない空間に身を置くことが大事で、今回はそこがなおさらそうなんです」

 現在、「H.O.T」は試合介入、反則…など新日本プロレスのマットで様々な波紋を起こしている。

「H.O.T」のやり方をどう捉えているのか。

 「ルールからはみ出したことを僕はやろうとは思わないし、ただ、それで勝ちを取って存在感を出しているのであれば、逆にそこを自分のファイトスタイルで上回りたい。逆に言ったら僕もそこに関しては、今回、新しい自分のやり方というのが、もしかしたら、心の内から出てくるかもしれない。今までの違うファイトスタイルが出てくるかもしれない。自分もその日のリングに上がってみて、あの日、飲まれた借りを返したい」

 試合では、裕二郎のセコンドに「H.O.T」のメンバーが入ってくる可能性も考えられる。試合への介入があればどう対処するのか。

 「そこは当日まで僕らも読めないというのもある。だからこそ今回、僕にとってもすごい課題が1個できたなって思うし、(介入されれば)僕もそこをどう突破するか。それが多分、藤波辰爾が僕に今回期待することでしょうし。そこにどう自分があらがっていくか。自分の力を相手にぶつけられるか、それを上回っていけるか」

 一方で藤波の「55周年記念」大会が「H.O.T」の無法ファイトで泥を塗られる危険もはらんでいる。

 「その緊張感こそが、これまでのドラディションになかった部分。

ある意味、(藤波は)ザック・セイバーJr.戦であったり高橋ヒロム戦…僕は征矢学さん、田中将斗さん…真っ向からぶつかり合うプロレスの醍醐味は去年、一昨年だった。でも今回は混乱する部分があるかもしれない。もしかしたら、ドラディションらしくないエンディングも全然考えられる。だからこそ、僕らはいかにそこをドラディションらしく締めくくっていくか。お客さんに良いインパクトを残せるか…そこの勝負です」

 LEONAと藤波は、7月4日にネパールで初の試合を行う計画が浮上している。11日は板橋区の「TOKYO SQUARE In Itabashi」でのヒマラヤン・タイガープロモーション「Road to Nepal」に参戦。長井隆之介とのタッグでアランヒロヤマニハ、カンテンマンと5分2ラウンドのルールで対戦。LEONAは2ラウンド、3分40秒、逆さ押さえ込みでカンテンマンをフォールした。ネパールでの試合は最終的な話し合いはこれからになることを明かした上で「海外での試合はいい経験になる。ネパールは観光でも行ったことのない国。実現すれば楽しみです」 (取材・執筆 福留 崇広)

 ◆5・22ドラディション全対戦カード

 ▼メインイベント スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負

 

藤波辰爾 VS 成田蓮

 ▼セミファイナル 45分1本勝負

LEONA VS 高橋裕二郎

 ▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

長井満也、小島聡 VS 船木誠勝、諏訪魔

 ▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

黒潮TOKYOジャパン、AKIRA VS ハヤブサ、MAZADA

 ▼第2試合 20分1本勝負

倉島信行 VS 関本大介

 ▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

竹村豪氏、三州ツバ吉 VS 鈴木敬喜、長井隆之介

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