◆JERAセ・リーグ 巨人0―2ヤクルト(12日・東京ドーム)

 巨人が今季3度目の連敗で勝率5割に逆戻りした。門脇を今季初めて1番でスタメン起用するなど打線を組み替えたが、ヤクルトの先発・高梨裕稔投手に7回1死までパーフェクト投球を許すなど、機能しなかった。

スポーツ報知評論家の高木豊氏は、高梨に苦戦した理由を分析。セ・リーグ5球団との対戦が一巡した現時点の巨人の現状を語った。

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 それほどの球威はない高梨だったが、真っすぐと変化球のコンビネーションと、高低の投げ分けに翻弄(ほんろう)され、タイミングをずらされたまま、あれよあれよの7回1安打。相手が良かったと言ってしまえばそれまでだが、ボール球に手を出しすぎて助けてしまった。

 井上も悪くはない球を投げていた。だが5回、岩田の適時内野安打は捕らないといけない。あえて言えば、あれはミス。接戦をモノにする守りではなかった。

 5球団との戦いを終えて7勝7敗の五分。大勢、マルティネスを欠いてスタートしたことを考えると悲観することはないし、むしろ上出来の数字だと思う。ただキャンプから目指してきたのは、攻撃で足を使い、そして守り勝つ野球だったはず。それが実現できているかといえばノーだろう。

 浦田や増田陸が、それなりの結果を出していたから、しつこく使うのかと思っていたが、自軍の戦力を見極める期間と考えていたのか、平山を起用するなど試行錯誤が続いている。セ・リーグと一まわりの対戦を経過した今、原点の考えに戻って、足のある浦田、佐々木をスタメンで起用してみたい。(スポーツ報知評論家)

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