◆第28回中山グランドジャンプ・JG1(4月18日、中山競馬場、障害芝4260メートル)

 最高のパートナーと、胸が躍る大一番へ。21年のセレクトセールで、4億1000万の高値がついたホウオウプロサンゲ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)は、初障害となった2走前は3秒差の大差勝ち。

前走の三木ホースランドパークJSでも、重賞2勝の実力馬スマイルスルーを1秒7(10馬身)も引き離して圧勝し、障害転向後2連勝を飾った。鞍上の小野寺祐太騎手=栗東・フリー=が「メンバーも強力でしたし、阪神も初めて。思っている以上にこなしてくれて、乗っていてびっくりしました」と舌を巻く強さだった。

 さらに驚かせたのが、中山グランドJへの参戦だ。「レースの後の状態が非常に良かった。他の馬と違うところは、回復力のすごさです」。矢作厩舎陣営とも意見が一致。「JG1は年間2回しかない。いい状態でいけるのなら、挑戦しようと」と大きなチャレンジが決まった。

 22年に美浦から栗東に拠点を移した鞍上にとっても、初のJG1制覇のチャンス。「これほど想像を超える馬に巡りあったのは初めて。どこまで一緒にいけるのか楽しみですね」と不安よりも期待が大きい。

14日に中山へ移動し、前日までバンケットの練習を行う。もちろん、小野寺も帯同する。ハードル界に現れた超新星が、最高峰の舞台でどんな輝きを放つのか、興味は尽きない。(山下 優)

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