セ・リーグは12日で5球団との対戦が一巡した。阪神とヤクルトが勝率7割超と開幕ダッシュに成功。

一方、開幕前は躍進を期待する声も多かった中日が早くも借金8とつまずいた。

 昨季のリーグ王者で前評判の高かった阪神は、開幕戦こそ巨人に敗れたが、11勝4敗で早くも首位に立っている。先発では村上、才木の2本柱に加え、高橋が3登板2勝0敗、防御率0・38と存在感を放っている。打線は佐藤の打率4割1分1厘、14打点、森下の6本塁打がリーグトップ。投打の軸が開幕から好調で、盤石の戦いぶりを見せている。

 序盤の「台風の目」となったのが昨季最下位に沈んだヤクルト。ここまで14試合で送りバントはわずか2つと、池山新監督のカラーを前面に出した野球で10勝4敗と好スタートした。課題とされた投手陣もリーグトップのチーム防御率2・29と奮闘。先発では山野が3戦3勝、救援では新守護神キハダが無失点で6戦6セーブと安定感を見せている。

 2チームとは対照的に、出遅れたのが中日だ。開幕5連敗後も立て直せず、10日の阪神戦で抑えの松山が4失点して逆転負け。チーム防御率はリーグ唯一の4点台と、武器であるはずの投手力が誤算となっている。

今季から新設されたホームランウイングも現状、マイナスに作用。チーム本塁打数は広島と並んで最少の8本で、11日には相手の阪神に3本の“ウイング弾”を許してしまった。首位の阪神とはすでに7・5ゲーム差。苦しい戦いとなっている。

 広島はチーム打率2割2厘と得点力不足で借金2、相川新監督率いるDeNAは開幕4連敗が響いて借金3の5位と想定通りにはいかなかった。巨人はエース山崎の故障、戸郷の不振という誤算がありながら、開幕投手にドラフト1位の竹丸を据えるなど思い切った起用で勝率5割と及第点のスタート。岡本が抜けた打線は試行錯誤が続いている。

◆セ・リーグ順位表(4月12日時点)

1 阪  神 11勝4敗

2 ヤクルト 10勝4敗

3 巨  人  7勝7敗

4 広  島  5勝7敗

5 DeNA  5勝8敗

6 中  日  3勝11敗

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