◆第62回函館記念・G3(6月28日、函館競馬場・芝2000メートル)=6月23日、函館競馬場

 フィーリウス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック)の勢いは本物だ。今年に入って2戦2勝で、オープン入りを果たした。

前走スピカSの内容が濃い。重賞でも好走歴のあるジュタやエストゥペンダなど相手は強力だったが、早めに押し上げる強気の競馬で2着に2馬身半差をつける完勝。前記の2頭は次走で勝利するなど、ハイレベルな一戦だった。

 3か月ぶりと間隔は空くが、調整に抜かりはない。1週前追い切りは美浦・Wコースで行い、イモータリス(3歳1勝クラス)を大きく追走する形から、いっぱいに追われて3馬身の先着でフィニッシュ。コースの外を回って6ハロン82秒7―11秒2と絶好の時計をマークした。藤井助手は「騎乗した坂口(智康)騎手(レースは丹内祐次騎手)が『この馬はすごいですね』と言ってくれました。休んでどうかと思いましたが、元気いっぱいです」と好状態に頬を緩める。

 3歳時に重賞に2度挑戦して壁に阻まれたが、今回は勢いが違う。同助手は「使うたびに良くなって、成長しています。競馬も上手ですし、成績を見ても小回りは良さそうです」と手応えを感じている。古馬になり、本格化したキタサンブラック産駒が真価を発揮する。

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