◆第62回函館記念・G3(6月28日、函館競馬場・芝2000メートル、良)

 サマー2000シリーズ第1戦が15頭で争われ、10番人気のファウストラーゼン(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父モズアスコット)が直線で抜け出し、重賞2勝目を挙げた。重賞4度目の挑戦となった小林美駒騎手はうれしい初タイトル。

JRA所属の女性騎手では4人目の重賞勝利となった。勝ちタイムは1分57秒7。

 同馬は昨年3月に報知杯弥生賞ディープインパクト記念を勝利。だが、以降は5戦連続2ケタ着順と不振が続いていた。今回は先週までに20勝をマークし、キャリアハイを上回るペースで白星を挙げている小林美騎手を起用。好調の鞍上に導かれ、重賞2勝目をゲットした。

 勝ち馬は最後の直線で外側に斜行し、ケリフレッドアスクの進路に影響を与えたとして長い審議になったが、到達順位のまま確定した。

 7番人気のケリフレッドアスク(北村友一騎手)が2着、9番人気のピースワンデュック(佐々木大輔騎手)が3着だった。

 小林美駒騎手(ファウストラーゼン=1着)「直線で(2着馬を)妨害したことは申し訳なかったです。まずは頑張ってくれた馬に感謝したいですし、2週間調教に乗せてもらって、馬主さんを含めて、関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。この子は最近、競馬に対する気持ちが前向きでないと思っていました。北海道で気持ち良く走れている、と聞いていましたし、この子の気持ちを大事にと思っていました。

道中も内に切れ込む感じでしたし、直線も私が改善してあげられたら良かったです。これを次につなげていきたいです。調教で初めて乗った時からいい馬でしたし、自分が乗ってきた馬のなかでもいい馬でした。何でこんな成績なのだろうと思っていました。この子と一緒に、素晴らしい世界が見られるように、馬に教えてもらったことを忘れずに、日々精進していきたいです」

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