バレーボール ▽男子ネーションズリーグ(NL)1次リーグ第2週(28日、フランス・オルレアン) 〇日本3―2(28―30、19―25、25―17、35―33、15―12)フランス●

 1次リーグが行われ、世界ランク4位で2大会ぶりのメダルを狙う日本が、同7位で24年パリ五輪連覇のフランスにアウェーで3―2のフルセット大逆転勝利を収めた。0―2の第3セット(S)から反撃し、26日のイラン戦、27日の米国戦(ともに3〇2)に続き、フルセットまで持ち込んだ。

接戦の第4Sは35―33で取り切り、2―2の最終Sはマッチポイントから主軸の高橋藍がレフトからスパイクを決めて、激戦を勝ちきった。

 石川祐希(ジラート)の27得点に続くチーム2位の20得点を挙げた藍は「声を出しすぎて、声がかれてしまったんですけど…とにかく勝つことだけを意識していた。昨日(27日)の米国同様、フランスは間違いなく力がありますし、そこに勝っていくことが自分たちにとって本当に必要だった。今日勝つことの価値というのは、大きなポイントだと思っています」と声をからしながら、充実の表情で劇的勝利をかみしめた。

 3日連続でフルセットまでもつれたタフな展開でも、日本の執念が勝った。大接戦となった第4S。33―33の競り合いでセッター・深津英臣は、アウトサイドヒッター(OH)石川主将に連続で託し、石川が思いを込めてスパイクを強烈に決めた。このセットを取り切ると、最終Sはライトからオポジットの宮浦健人(名古屋)、レフトから石川、ミドルブロッカー(MB)エバデダン・ラリー(大阪B)のスパイクが決まり、長いラリーも藍やリベロ・山本智大(大阪B)懸命につないで劇的勝利をつかんだ。

 藍は「3日間、フルセットを戦い切れて、なおかつ勝つことができたので、成長できた1週間だったと思います。チームに置かれている立場、責任がある。3日目で体力的にきついところはあったけど、そこは言い訳にできない。五輪など、勝負がかかった試合でもこういったコンディションで戦わなければいけない試合は出てくる。

3日目のパフォーマンスは、ミスも少し多かった反省点はありますけど、チームとして勝ち切れたところが本当に大きかったと思います」と成長に実感を込めた。

 唯一の開幕8連勝で首位をキープ。勢いそのまま次はいよいよ第3週の大阪大会(7月15日~19日、Asueアリーナ大阪)に乗り込む。「応援してくれている皆さんの声援が届いています。間違いなくいい状況で大阪ラウンドを迎えることができますし、準備が整っているので、日本で調整して、強い日本代表を見せられるように戦っていきたい」とホームの大声援を思い浮かべ、さらに気合を入れていた。

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