ブラジルをめぐる発言が物議を醸したサッカー日本代表FW塩貝健人。北中米W杯決勝トーナメント1回戦ブラジル戦(1●2)の敗戦から一夜明け、取材に応じた塩貝健人は「インスタを見ればわかります」と、誹謗(ひぼう)中傷を受けている現実を明かした。

一方でコメント欄のなかには、ブラジル人と思われるフォロワーから気遣う声も寄せられ、新展開を迎えている。

 塩貝をめぐっては、6月26日に、ブラジル代表の印象について「昔は強かったけど、今はどうなんですかね」と答え、日本戦5戦9発のネイマールについても「それは昔のネイマールじゃないですか。今は大丈夫だと思います。今の(日本の)センターバック陣も、すごくいい選手がそろっているので」と発言した。翌27日にブラジル各紙が塩貝の発言を一斉に報じ、一部メディアが特にネイマールへの発言を「傲慢(ごうまん)な物言い」と批判した。試合前の会見では主将のマルキーニョスが「傲慢さを感じる」とコメント。試合後、FWクニャが塩貝に向けて手を広げ5本の指を示し、優勝回数を誇示した。塩貝は「ブラジルが弱いと言いたかったわけではない」とし、意図しない形で伝わったことを反省した。

 敗退から一夜明けたこの日、報道陣にW杯の影響力を問われると「それは僕のインスタを見ればわかります」とコメント。ブラジル戦前の自身の発言がブラジル国内で炎上し、塩貝のインスタグラムの投稿のコメント欄に、多くの誹謗中傷のようなコメントが届いている状況だ。塩貝は「今さらあの発言を撤回しようとかはない。僕らは負けたので。

どういう声があろうと、それはしょうがない」と意に介さず「言われたままでは終わらないぞ、というところ」とうなずいた。

 一方でコメントの中には、ブラジル人と思われるフォロワーから塩貝を気遣う声も。「私たちブラジル人は日本に深い敬意を抱いていることを知っておいてください。ワールドカップでの健闘、おめでとうございます」「ブラジル人として、スポーツマンシップを尊重しない一部の同胞による発言についてお詫び申し上げます。どうかお元気で、さらに強くなって戻ってきてください」と励ましの声もあった。

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