予選勝者で世界ランキング151位の望月慎太郎(23)=木下グループ=が、自身初の4回戦進出を決めた。同26位で第23シードのラファエル・ホダル(19)=スペイン=に1―6、7―6、6―4、6―4で逆転勝ち。

1968年のオープン化(プロ選手出場解禁)以来、日本男子の大会16強入りは松岡修造、錦織圭に続く3人目の快挙となった。ベスト8をかけた4回戦(5日以降)は、前年覇者で世界1位のヤニク・シナー(24)=イタリア=と対戦する。

 口数が少なく、大きな声を出すわけでもない。ジュニア時代はおとなしい印象だった望月だが、実は、関係者によると、非常に頑固だという。望月のプレーは、球筋が直線で球の回転が少ない。また現代テニスでは希少なネットプレーを軸とする。芝には最適だが、年間の大半を占めるハードや赤土のコートでは威力が半減する。プロ転向後、少しスタイルを変えた方がいいとアドバイスされたが、頑として聞かなかったというのだ。コート上でも、ミスをしても、徹底的に自分のスタイルを貫き通す。その我の強さが裏目に出るのではと、支援していた盛田正明氏が最も心配していた。しかし、その頑固一徹のスタイルで、ついに16強入りをつかみ取った。(吉松 忠弘)

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